チャマン・アイスクリームを食べよう!

この日はアナールカリーバザールからリキシャーでバードシャーヒー・マスジッドへ。

あまり観光には興味がないんだけれども、今回はパキスタン初だし、時間もあることだしと思って行ってみました。

ここであった現地人に旧市街とワズィール・ハーン・マスジッドへ連れて行ってもらった。「ワズィール・ハーン・マスジッドはアジア一綺麗なモスクだ!」て言ってたけど、そんなことないやろ〜(笑)まぁ、確かに綺麗だけどさ。

写真を撮ってるパキスタン人を写真で撮影。バードシャーヒー・マスジッドで。

ちなみにバードシャーヒーとはウルドゥー語で「皇帝の」という意味。

路肩に停まっていたデコレーションバス。現地では普通のバスとデコレーションバスの両方が市民の足として使われています。

インド・パキスタンのヨーグルトドリンク、ラッシーのお店。砂糖の入った甘いものと塩の入ったものと2つあって、ここはナムキーン(塩辛い)ラッシーでした。

この後、楽器屋へ行きました。

写真左にある棒状のものはチムターと呼ばれる金属製のカスタネット中央アジアを起源とする体鳴楽器で、現在ではパンジャーブ地方においてのみ使用されていて、世俗音楽、宗教音楽の両方に用いられています。今年の夏に来日したFive Star Musical Groupでもムハンマド・アスガルという演奏家が演奏していました。
右にあるのはフレームドラム。


ハルモニュウムと呼ばれるふいご付のオルガン。元々はポルトガルの楽器で、カッワーリーの演奏には欠かせない楽器。


旧市街にあったオーディオショップ。



シャー・ジャハーンの時代に王室専属医であり、後にパンジャーブを統治したワズィール・ハーンのモスク。

一通り、この日の観光を終えた後、お待ちかねのチャマン・アイスクリーム!
チャマン・アイスクリームはラホールで有名なアイスクリーム屋で種類も豊富な上、搾って作った100%ジュースもある。


製法は謎だけど、とにかくうまい!しかも安い。60Rs(約90円)。これがもし日本に進出したらすごいだろうなぁ。

陸路パキスタンへ…!

前日のうちに、ニューデリー駅2階にある外国人専用オフィスで列車のチケットを手配しておき、翌朝7時過ぎの電車でAmritsarというインド北西部のパキスタン国境沿いの街まで行きました。

ちなみにこのとき利用した列車はShatabdi Expressという列車で走行スピードはインド最速!すべての車両にA/Cがついていますが、むしろ効きすぎてて寒い…。チケットはAmritsarまで600Rsで、デリーから約6時間で到着します。

車内で出た食事。


インドらしい風景。

午後2時前にAmritsarに到着!
アムリットサルはスィク教の総本山となる街でスィク教の寺院など観光すべき場所もいくつかあるんですが、国境が開いている時間も決まっていて、観光している時間がなかったので何も見ないまま素通り。

アムリットサルのリキシャーの色はちょっと違うぞ!

デリー市内を走るリキシャー。

駅を出てすぐにタクシーを捕まえ、まっすぐの道を確か40分くらい走ってあっという間にWagah(ワガー)国境に到着。イミグレを通過し、ついに自らの足でインド・パキスタンの国境を越えました!

インド側国境。

パキスタン側国境。門のところには「baab-e-aazaadii」(自由の門)と書いてあります。いかにもパキスタンらしいというか、ちょっと皮肉というか(笑)

まぁ、何はともあれ、念願のパキスタン入り!しかも陸路で!パキスタン一体どんな国なんだろうなぁ、と期待に胸を膨らませていたのを覚えています。

カラチに次ぐパキスタン第2の都市ラホールまでは国境沿いからバスで移動。1時間くらいでラホールの駅まで到着します。確か値段は20Rs(パキスタン・ルピー1Rsが約1.5円なので約30円)くらい。リキシャーなどに乗ると結構かかってしまうので、バスのほうが断然お得。Lahore City Railway Stationからは3番のバスに乗ってRegale CinemaもしくはRegale Chowkというところまで移動し、バックパッカーには人気のホテルRegale Internet Innというホテルへ行きました。

ドミトリーで一泊195Rs。バス・トイレは共同ですが、掃除などはそれなりに行き届いているし、日本語の使用できるパソコンもあります。そして何といっても立地条件がいい。かの有名な「断食する仏陀」の像も展示してあるラホール・ミュージアムや古くからあるアナール・カリーというバザールまでは徒歩10分くらいで行けます。他にも、このホテルがある通りの正面のHALL ROADという通りは電気屋街になっていて、その雑居ビルの奥まったところはCDショップやDVDショップだらけです!

どのお店に入ろうか思わず目移りしてしまいます。

そしてパキスタンの紙幣。

紙幣に描かれているのはパキスタン建国の父「カーイデ・アーザム(偉大な指導者)」ことムハンマド・アリー・ジンナーです。

PHARGANJはインドじゃない?

この日はお昼過ぎにホテルを移動し、NEW DELHI駅正面のメインバザールの通り沿いにあるAjay Guest Houseというちょっと良いホテルに移動。友人とともにダブルルームに泊まりましたが、これがまた、すばらしく綺麗。


めちゃくちゃ綺麗ですよね。ちょうど改装したばかりの部屋だったみたいで、テレビは壁に設置された液晶の薄型モニターだし、エアコンもちゃんと動くし、ほっとシャワーも使い放題。これで一泊800Rs(約2000円)。


一階はレストランとパソコンルーム、それからお土産店、旅行代理店、そしてビリヤード台。ここのホテルのオーナーさんは気配りも利いててスタッフの教育もほかの所に比べたら断然しっかりしています。

お昼は通りにあったお店でターリー(お盆形式の食事)を注文して食べました。

ダールという豆の一般的なカレー。このヴォリュームで30Rs(約75円)

それにしてもメインバザールを歩いてるとものすごい数の外国人に出くわす。まぁ、旅行シーズンだし、メインバザールはお店も多く、ホテルも集中しているのでいやでも外国人や観光客が集中してしまう。これと同じような光景を目にするのがネパールの首都カトマンドゥカトマンドゥのタメルと言う地区にいたっては、通りを歩いている外国人とネパール人の数がそう変わらないんじゃないかってくらい。観光客のために発展したという感じ。
だから、駅長みたいな人間にしてみれば、純インドな感じがなくて少し残念。まぁ、そうこう考えながらも色々と探索してみました。

ちょっと横道に入ったところでは映画館を発見。

ただ、あのポスターを見る限り明らかにB級映画しか上映していない模様。

その通りをさらに少し進んだところで一軒の楽器店を発見。
Rajastan Musical Emporlumというお店で、ご主人のHaneef Ahmed Khanさんは昔、公演のために何度も日本を訪れ色々な都市で公演をしていたそうで、そのときの記事を誇らしげに見せてくれました。



シタール(写真2枚目)とタブラー(写真3枚目)を演奏して見せてくれるハニーフさん。インドでまた一人良い友人ができました。

インド人のお宅訪問!

この日は朝からニューデリーへ移動し、友人が空港で知り合ったというインド人のお宅へお邪魔することに。

メトロ(デリーを走る地下鉄)に乗っていこうとニューデリーの駅まで行くが、まんまとだまされメトロではなくg
overment taxiに乗ることに。しかも500Rs。高!!ホントに政府のタクシーかよ!と思ったけど時間がなかったため、しかたなく乗っていくことに。

メトロの入り口。カタカナの「エ」ににたメトロのマーク

やっぱりこれが失敗だった…。
途中で事故ったり、車が故障したり…結局待ちあわせ時間から3時間も遅れてようやく到着。

そんなこんなありながらも、出迎えてもらい、レストランで食事をしたり、買い物に行ったり、映画が見たいといったら映画館にも連れて行ってくれました。


映画「Singh is Kinng」の看板。ボリウッド映画には珍しくスィク教徒の男性が主人公。


その後、お宅に連れて行ってもらい、ラッスィーをご馳走になりました。イラーエチー(カルダモン)入りですごくおいしい。そして帰りはホテルまで車で送ってもらいました。いやぁ、やっぱりインドもお金持ちはいるんだなぁとつくづく思い知らされた一日でした。


帰りに寄ったヒンドゥーの寺院。名前は…忘れた。


この日泊まっていたホテル。

MUSIC WORLDへ行こう!

2日目は、一人で買い物に出かけました。Kalkajから割りと近いところにあるAnsal Plazaというデパートへ行ってきました。

シャールク・カーンが。

でも、目的はもちろんインドのデパートの見物…ではなくCDの入手。Ansal Plazaの2階にはインド最大手のCDショップ「MUSIC WORLD」の本店があります。お店の様子を写したかったんですが、アンサル・プラザ内は撮影禁止みたいでだめでした。

ここで結構な枚数のCDを買いました。
主な入手CD(アーティスト名/アルバム名)
・ATIF ASLAM/meri kahani
JAL/boondh
・rabbi/AVENGI JA NAHIN
・vishal&shekhar/Raghu Dixit
・Rishi
・AHMED JEHANZEB/LAUT AAO
・ROCK ON!!
・HIMESH RESHAMMIYA/KARZ
・BEYOND BOUNDARIES/Aadesh
・Gaurav/College Days
・KHUDA KAY LIYE
・Jodhaa Akhbar OST
などなど…

まだ全然チェックできてない。アーティフ・アスラムやらROCK ON!!は向こうにいる間にテレビのビデオクリップで見たからわかるんだけど。

その後、Fabindiaというちょっとハイクラスの雑貨・洋服店へ行ってみました。値段もお手ごろだし、おしゃれ。それなりのものをそれなりの値段で売っているという感じです。向こうの服を買いたいなぁとおもっている方は行ってみると良いと思いますよ。

その後、路上のカレー屋で昼食をとりました。

やっぱりインドに行くと、お腹も心配だけど、こういうのが食べたくなるんだよなぁ。

さらにその後、同じ日にインドに来た友人に会うためオールドデリーへ移動。
約束の時間まで若干あったので、ジャマー・マスジッド横のバザールにあるCDショップへ足を運びました。

ジャマー・マスジッドの入り口すぐ目の前にも人がよく集まっているCDショップがあります。日本で言えば、お寺や神社の隣にCDショップがあるようなもんだからとっても不思議な光景です。

人だかりの先にCDショップがあります。

いざ、インドへ!!

8月27日、正午発のエア・インディアの便でデリーへ出発。

Oar次号のパキスタン音楽特集のため、現地へと向かいました。
今回はまず、デリーに入ってデリーから陸路でパキスタンへ入ることにしました。


デリー上空

何はともあれ、インドでもCDを買いたかったからね。
約8時間でデリーに到着。

空港からタクシーで、友人が住むデリーの南、Kalkajというところへ向かいました。この日から2日間は友人の家に泊めてもらいました。ちょうど、この日、水曜日には夜にバザールが開かれるので、友人と一緒に出かけて見ました。

路上でCDを販売。ほとんどがコピーもの。

実に1年ぶりのインドで旅行感みたいなものも、完全に失ってたし、出発前が全然休めなかったので、いきなり胃の痛みに苦しみながらもバザールめぐりをしてました。それにしても安い。やっぱりこういう地元の人たちのために開かれるバザールはぼられることも滅多にないし、サリー用の布なんかも50Rsくらいで売ってました。現在ルピーのレートが1Rs=¥2.5くらいなので、約125円です。チャーエは4Rsくらい。

この日購入したCD。一番上のやつは単なるジャケ買いです(笑)

カラジャ族の記者懇談会

アリオン音楽財団の主催する第24回〈東京の夏〉音楽祭2008のイヴェントの一つとして、今回はブラジルのアマゾンに住むインディアン・カラジャ族が初来日し、16日17日に赤坂の草月ホールで講演を行います。

それに伴い、昨日夕方記者懇談会が開かれたので参加してきました。

そもそも、カラジャ族とは??
ブラジルの北部、トカンチンス州のアラグアイア川の中洲を中心に生活する部族で、約30の村を持つ。人口は約2500人程(1999年)。

Macro-je語圏に属し、カラジャ語、ジャバエ語、シャンボイア語の3つの言語を使用します。「カラジャ」と言う名称にはツピー語で「大きなサル」と言う意味で、現在では部族の了承を得て「カラジャ」と言う名称になっています。


そんな全く我々の知らない文化に触れられる大変貴重な機会です。

■ 日時 : 7月16日(水)、17日(木) 19:00
■ 会場 : 草月ホール (→地図)
■ チケット : 全席自由 \4,800
「サハラの声〜トゥアレグ族の伝統音楽」(草月ホール)とのセット券(2公演)\8000

今日の記者会見では通訳にブラジルの先住民の文化について研究する「IDETI」という機関で働くアノエラさんという方と日本人の通訳の方がついて行われました。

何を言っているかさっぱりわかりませんでしたが、通訳の方が素晴しかったのですごく助かりました。

記者懇談会の様子

IDETIという機関が目標として掲げていることの一つにこんな言葉があります。
「人間とは知らないものは尊重できないものだ」
ブラジルアマゾンのある部族の部族長の言葉だそうです。
つまりこの機関は先住民族について知る機会のなかった人たちと彼らの間の橋渡しをくれているわけです。そういったこともあって今回、カラジャのことなどおそらく聞いたことも見たこともないであろう日本への公演も決まったのでしょう。

ここだけの話し、ちょっと裏話をすれば、カラジャ族がつけルコスチュームについている鳥の羽がワシントン条約にもろ被りするらしくその問題をクリアするのにもかなり苦労したみたいです。

コスチュームに身を包んで登場