カラジャ族の記者懇談会

アリオン音楽財団の主催する第24回〈東京の夏〉音楽祭2008のイヴェントの一つとして、今回はブラジルのアマゾンに住むインディアン・カラジャ族が初来日し、16日17日に赤坂の草月ホールで講演を行います。

それに伴い、昨日夕方記者懇談会が開かれたので参加してきました。

そもそも、カラジャ族とは??
ブラジルの北部、トカンチンス州のアラグアイア川の中洲を中心に生活する部族で、約30の村を持つ。人口は約2500人程(1999年)。

Macro-je語圏に属し、カラジャ語、ジャバエ語、シャンボイア語の3つの言語を使用します。「カラジャ」と言う名称にはツピー語で「大きなサル」と言う意味で、現在では部族の了承を得て「カラジャ」と言う名称になっています。


そんな全く我々の知らない文化に触れられる大変貴重な機会です。

■ 日時 : 7月16日(水)、17日(木) 19:00
■ 会場 : 草月ホール (→地図)
■ チケット : 全席自由 \4,800
「サハラの声〜トゥアレグ族の伝統音楽」(草月ホール)とのセット券(2公演)\8000

今日の記者会見では通訳にブラジルの先住民の文化について研究する「IDETI」という機関で働くアノエラさんという方と日本人の通訳の方がついて行われました。

何を言っているかさっぱりわかりませんでしたが、通訳の方が素晴しかったのですごく助かりました。

記者懇談会の様子

IDETIという機関が目標として掲げていることの一つにこんな言葉があります。
「人間とは知らないものは尊重できないものだ」
ブラジルアマゾンのある部族の部族長の言葉だそうです。
つまりこの機関は先住民族について知る機会のなかった人たちと彼らの間の橋渡しをくれているわけです。そういったこともあって今回、カラジャのことなどおそらく聞いたことも見たこともないであろう日本への公演も決まったのでしょう。

ここだけの話し、ちょっと裏話をすれば、カラジャ族がつけルコスチュームについている鳥の羽がワシントン条約にもろ被りするらしくその問題をクリアするのにもかなり苦労したみたいです。

コスチュームに身を包んで登場